人間の味覚は、先入観や期待感などに強い影響を受けるため、最初に与えるインパクト(メニューブックを見た際の印象)によって、受け取り方(料理の美味しさ)が変化します。
料理を美味しくするメニューネーミングの一例
「ふわふわたまごの○○」など料理の状態を想起させる擬態語や、
「北海道産○○」など食材の質を如実に表す表現によって付加価値が生まれ、
客単価や満足感の向上に繋がります。
改善前 | 擬音語・擬声語表現を加える | 食材の質を如実に表す表現を追記 |
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チーズフライ | とろ~りチーズフライ | 北海道産チーズ使用 とろ~りチーズフライ |
じゃがバター | ほっくほくのじゃがバター | 北海道産男爵芋の ほっくほくのじゃがバター |
軟骨から揚げ | カリカリ軟骨のから揚げ | 宮崎地鶏の カリカリ軟骨のから揚げ |
ロールパン | ふっくらロールパン | 国産小麦100%使用 ふっくらロールパン |
焼き餃子 | パリパリ薄皮の焼き餃子 | 中国菜家特製 パリパリ薄皮の焼き餃子 |
ごま団子 | ふっくらごま団子 | 白胡麻香る ふっくらごま団子 |
スペアリブ | ジュワッと肉汁あふれるスペアリブ | イベリコ豚の ジュワッと肉汁あふれるスペアリブ |
メニューネーミングから受ける印象の違い
上記の表から「じゃがバター」と「ロールパン」を例にあげ、実際メニューに掲載したときに、ネーミングから受ける印象の違いを具体的に表しました。
いかがでしょうか?食材へ対する安心感を抱かせると同時に、ネーミングから料理の温度さえも伝わってくるのではないでしょうか。
【例1】「じゃがバター」を「北海道産男爵芋のほっくほくのじゃがバター」に変更
【例2】「ロールパン」を「国産小麦100%使用ふっくらロールパン」に変更
創造力を刺激する擬音語や食材の質を示す表現が
料理に「付加価値」を与えます。
また、ユニークなネーミングは口コミを誘発し、
「絶大な広告効果」を発揮します。